How to
はじめてのサーフィン9分で読める

サーフィンをはじめる

最初の一歩は、スクールから

2026/03/26

サーフィンをはじめる

〜最初の一歩は、スクールから〜

はじめに

「サーフィンをやってみたい」と思ったとき、最初に何をすればいいのか迷う人は多いはずです。ボードを買う?ウェットスーツを揃える?YouTubeで動画を見て独学する?

結論から言うと、最初の一歩はサーフショップのスクールに入ることを強くおすすめします。

道具を揃えてひとりで海に行けば、確かにサーフィンはできます。でも多くの場合、「波に乗れない」「何が悪いかわからない」「気づいたら他のサーファーに怒られた」という経験をして、挫折してしまいます。

スクールに入れば、道具のことも、波の読み方も、マナーも、テイクオフの基本も、プロに教えてもらえます。最初の数回をスクールで過ごすだけで、その後の上達スピードが大きく変わります。

1. なぜスクールから始めるべきなのか

正しいフォームを最初から身につけられる

サーフィンは「なんとなくできる」スポーツではありません。パドリングの姿勢、テイクオフのタイミング、立つときの体の使い方——これらを間違えた形で身体に覚えさせてしまうと、後から直すのがとても難しくなります。

インターネットの動画で学ぶことも悪くはありませんが、自分のフォームのどこが間違っているかは、自分では気づきにくいものです。インストラクターに見てもらいながら練習することで、最初から正しい動きを身体に刷り込むことができます。

上級者になると「最初に変な癖がついてしまって、直すのに何年もかかった」という話をよく聞きます。最初の数回が、その後の何年間にも影響するのです。

海のマナーと安全を教えてもらえる

サーフィンには海の中での暗黙のルールとマナーがあります。前乗り・優先権・ゲッティングアウトの仕方——これらを知らずに海に入ると、他のサーファーとトラブルになることがあります。

スクールでは、技術だけでなくこうした海のマナーも丁寧に教えてくれます。「知らなかった」では済まされない場面も海の中にはあります。最初にしっかり学んでおくことで、海での居心地が大きく変わります。

また、離岸流の見分け方・波に飲まれたときの対処法など、安全に関する知識も教えてもらえます。サーフィンは楽しいスポーツですが、海は自然です。安全知識を持っておくことは非常に大切です。

道具を揃える前に「向いているか」がわかる

サーフィンの道具は決して安くありません。ボード・ウェットスーツ・リーシュ・ワックスなど、フルセットで揃えると数十万円になることも珍しくありません。

スクールなら道具はすべてレンタルできます。まず数回体験してみて「自分に向いているか」「本当に続けたいか」を確認してから道具を揃えても遅くはありません。続けることが決まってから、インストラクターに相談しながら自分に合った道具を選ぶ方が、無駄な出費を防げます。

2. 湘南でスクールを選ぶポイント

通いやすい場所にある

最も大切なのは、続けられることです。家や職場から近い、アクセスしやすい場所にあるスクールを選びましょう。湘南の主要なサーフスクールは鵠沼・辻堂・茅ヶ崎エリアに集中しています。各駅から徒歩圏内にあるスクールも多いので、電車でのアクセスも十分可能です。

少人数制かどうか確認する

大人数のグループレッスンより、少人数制のスクールの方がインストラクターに細かく見てもらえます。可能であれば1レッスンあたりの生徒数を確認してみてください。インストラクター1人に対して生徒が4〜5人以内が理想的です。

体験レッスンから始める

多くのスクールでは、1日だけの体験レッスンを提供しています。いきなり長期コースに申し込むのではなく、まずは体験レッスンで「インストラクターの教え方」「スクールの雰囲気」「自分との相性」を確かめてみましょう。

ポイント近くのショップ付きスクールを選ぶ

スクールとサーフショップが一体になっているところは、道具のレンタルや購入、アフターケアまでワンストップで対応してもらえます。また、そのポイントの波を毎日見ているインストラクターは、その日のコンディションや地形の変化も把握しており、実践的なアドバイスをもらえます。

3. スクールで習うこと

陸上での基礎練習

最初は海に入る前に、砂浜での陸上練習から始まります。ボードの上に伏せる姿勢、パドリングの動き、テイクオフ(立ち上がる動作)の練習を繰り返します。

「早く海に入りたい」と感じるかもしれませんが、この陸上練習が非常に重要です。あえてシンプルに言えば、「陸で100回練習できることを、海の中でやろうとするな」ということです。

インサイドでのスープ練習

最初に海に入るのは、波がすでに崩れた後の「スープ(白波)」エリアです。崩れた後の波の押す力を使って、立ち上がる練習をします。

スープでの練習は非常に重要です。波が崩れた後の安定した押しを使うことで、テイクオフのタイミングと感覚を身体に覚えさせることができます。ここで正しい感覚をつかめた人ほど、その後の上達が早いです。

沖での波乗り

スープでの練習が安定してきたら、沖のピーク付近で崩れる前の「グリーンウェーブ」に乗る練習をします。インストラクターが「行って!」と声をかけてくれるタイミングでテイクオフします。最初は波のタイミングを読むのが難しいですが、少しずつ感覚がつかめてきます。

4. スクールなしでも始められる?

スクールなしでも始めることは可能ですが、いくつかのことを心がけてください。

まず海のルールとマナーを徹底的に学ぶことが必要です。この記事のHow toシリーズで紹介しているルール&マナーの記事、用語集などを読み込んでおきましょう。

最初は人が少ない場所・時間帯を選びましょう。由比ヶ浜や水族館前のような比較的穏やかなポイントのインサイドエリアで、他のサーファーの邪魔にならない場所から始めるのが安全です。

もし経験者の友人がいるなら、一緒に来てもらいましょう。現地でのアドバイスや危険への対処を教えてもらえるだけで、安全性と上達速度が大きく変わります。

5. 道具について——最初は買わなくていい

スクールに通い始めたばかりの段階では、道具を買う必要はありません。まずはスクールやショップのレンタルを使いましょう。

そろそろ自分の道具が欲しいと思ったときは、できるだけ大きく浮力のあるボードから始めてください。「大きいボードは格好悪い」と思う人もいますが、上達の観点からは大きいボードから始めることが圧倒的に正解です。湘南のトロめな波には特に、ロングボードかミッドレングスが向いています。

ウェットスーツは季節によって種類が変わります。最初はスクールのインストラクターや、信頼できるサーフショップのスタッフに相談して選ぶことをおすすめします。

詳しくはHow toシリーズの「湘南の波に合うボードの選び方」も読んでみてください。

まとめ

最初はスクールから始めよう。正しいフォーム・海のマナー・安全知識を最初に学ぶことが、長く楽しむための近道。

道具はすぐに買わなくていい。スクールのレンタルを使って、続けることが決まってから揃えよう。

スクールを選ぶなら、通いやすさと少人数制を重視。続けられることが一番大切。

スクールなしで始める場合は、ルールとマナーを先に学ぶ。知らなかったでは済まない場面が海にはある。

サーフィンを始めた人の多くが「もっと早く始めればよかった」と言います。そして長く続けているサーファーの多くが「最初にスクールで基礎を教えてもらって良かった」と言います。

湘南の海はいつでもあなたを待っています。まずは一歩踏み出してみてください。