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湘南ポイント選びガイド

初心者こそ、ポイント選びにこだわろう

2026/03/26

湘南ポイント選びガイド

〜初心者こそ、ポイント選びにこだわろう〜

はじめに

「湘南でサーフィンしたい」と思ったとき、どのポイントに行けばいいか迷ったことはありませんか?鵠沼、辻堂、茅ヶ崎、七里ヶ浜、由比ヶ浜、水族館前、大磯——湘南には個性の異なるポイントが点在しています。

実は、初心者のうちは「どこに行くか」がサーフィンの楽しさを大きく左右します。自分のレベルや波の状況に合ったポイントを選べば、同じコンディションでも乗れる本数が増え、上達も早くなります。逆に合っていないポイントに行くと、怖い思いをしたり、まったく波に乗れなかったりすることになります。

ここではあえてシンプルに、湘南の各ポイントの特徴と初心者向けの選び方を紹介します。上級者になると「今日のうねりの方向ならあそこの方が良い」「今日の潮位ならこっちの地形が出る」といった細かい判断ができるようになりますが、まずは基本的な特徴を知ることから始めましょう。

1. 湘南の海岸線を理解する

ポイント選びをする前に、湘南の地理的な特徴を頭に入れておきましょう。

湘南の海岸線はおおよそ東西方向に伸びています。西から大磯、茅ヶ崎、辻堂、鵠沼、水族館前、七里ヶ浜、由比ヶ浜と並んでいます。この地理的な特徴がポイントごとの波の違いを生み出します。

うねりの方向との関係として、湘南に波をもたらす主なうねりは南〜南南東方向から入ってきます。この方向に対して海岸線が正面を向いているポイントほど、うねりをよく拾いやすくなります。

風の影響について、湘南では北風がオフショアになります。海岸線が東西方向なので、北からの風が海岸に対して直角に当たり、きれいなオフショアになります。

地形の特徴として、湘南はほぼすべてのポイントがビーチブレイクです。海底が砂地なので、波のブレイクが日によって変わりやすい反面、転倒してもケガのリスクが比較的低く、初心者に優しい環境と言えます。

2. 各ポイントの特徴と向いている人

由比ヶ浜(鎌倉)/初心者向け度:★★★★

鎌倉の中心に位置する由比ヶ浜は、湘南の中でも最も穏やかな波質のポイントのひとつです。波が比較的小さく、ゆっくりとブレイクすることが多いため、テイクオフの練習には最適な環境です。

波はトロめで、立ち上がってからの時間的な余裕があります。初めてサーフィンをする人、テイクオフをマスターしようとしている人には、まず由比ヶ浜からスタートすることをおすすめします。

ただし、波が小さいため物足りなさを感じるときもあります。夏の海水浴シーズンはサーフィンができるエリアが限定されるので注意が必要です。

こんな人に向いている:サーフィンを始めたばかりの人・テイクオフの反復練習をしたい人・穏やかな波でロングボードを楽しみたい人

水族館前(片瀬江ノ島)/初心者向け度:★★★★

新江ノ島水族館の前に広がるビーチです。江ノ島の地形的影響でワンサイズほど落ちやすい傾向があります。鵠沼に比べて波が小さめで、初心者が落ち着いて練習できる環境です。

片瀬江ノ島駅から徒歩5分と、アクセスが非常に良いのも魅力です。江ノ島観光と組み合わせやすく、サーフィン後に江ノ島を散策するという楽しみ方もできます。

こんな人に向いている:アクセスを重視したい人・ロングボードやミッドレングスを使っている人・鵠沼の混雑を避けたい人

鵠沼(藤沢)/初心者向け度:★★★

湘南を代表するメジャーポイントです。遠浅のビーチブレイクで、湘南全域がフラットなときでも小さな波が割れていることが多く、コンスタントに波があります。

波はトロめな傾向があり、ロングボードやミッドレングスでゆっくり楽しむスタイルに向いています。ただし、サーファーの数が非常に多く、週末は特に混雑します。

こんな人に向いている:設備の整った環境でサーフィンしたい人・ロングボードでコンスタントに波に乗りたい人・サーフィンの全体的な雰囲気を楽しみたい人

辻堂(藤沢)/初心者向け度:★★★★

鵠沼より少し西に位置する辻堂は、鵠沼に比べて空いていることが多く、初〜中級者に人気のポイントです。波の形がきれいになりやすく、バランスの取れた波質が特徴です。

テイクオフの練習からカービングの練習まで、幅広い段階の人が楽しめる環境です。茅ヶ崎寄りのエリアはサイズが上がりやすい傾向があり、少し波が欲しいときはそちらを狙うのも良いでしょう。

こんな人に向いている:初〜中級者全般・鵠沼の混雑を避けたい人・ショートボードの練習を始めたい中級者

茅ヶ崎/初心者向け度:★★

烏帽子岩の地形的影響でうねりが集まりやすく、湘南の中でもパワーのある波が立ちやすいポイントです。サザンビーチ周辺は比較的穏やかで初〜中級者向きのエリアもありますが、西側エリアはホレた波が立ちやすく中上級者向きです。

烏帽子岩方向への流れ(カレント)が発生することがあるため、初心者は特に注意が必要です。

こんな人に向いている:中級者以上・パワーのある波でアクションの練習をしたい人・ショートボードでライディングを楽しみたい人

七里ヶ浜(鎌倉)/初心者向け度:★

江ノ島〜稲村ヶ崎の地形の影響でうねりが集まりやすく、湘南の中でも最もパワフルな波が立つポイントのひとつです。干潮時は特にホレてチューブになることもあり、上級者に人気です。

初心者には非常に難しいポイントです。波のパワーが強く、岩場が近いエリアもあります。初心者のうちはほかのポイントで経験を積んでから挑戦しましょう。

こんな人に向いている:上級者・ホレた波でパフォーマンスを楽しみたい人・鎌倉の景観を楽しみながらサーフィンしたい中上級者

大磯/初心者向け度:★★

湘南の最も西端に位置する大磯は、サーファーの数が少なく穴場的な存在です。砂利混じりのビーチで波のブレイクが独特で、西からのうねりをよく拾います。

人が少ないため、混雑を避けてゆっくりサーフィンしたい中級者には魅力的なポイントです。ただし砂利混じりのビーチは転倒時にケガをしやすいため、初心者には難しいです。

こんな人に向いている:混雑を避けたい中上級者・西うねりの日に穴場を探している上級者・空いた環境でゆっくり練習したい中級者

3. コンディション別のポイント選び

うねりが小さい日(波高0.5m以下)は、できるだけコンスタントに波がある鵠沼か由比ヶ浜が狙い目です。七里ヶ浜や茅ヶ崎は、うねりが弱い日はほぼ波がなくなることが多いため避けた方が良いでしょう。

うねりが強い日(波高1.0m以上)は初心者は由比ヶ浜か水族館前を選ぶと良いでしょう。茅ヶ崎や七里ヶ浜はこういう日にパワーが出てきますが、初心者には難易度が上がります。

オンショアが強い日はどのポイントも波面が荒れます。無理して入るよりも、S/Wの週間予報で次の良い日を狙うのが賢明です。

混雑している週末は由比ヶ浜か水族館前のような比較的空いているポイントを選ぶか、早朝に行くようにしましょう。

4. S/Wのスポット情報を活用する

S/Wでは各スポットの詳細ページに、ポイントの特徴・ベストシーズン・ベスト潮回り・波のタイプ・初心者メモが記載されています。ポイント選びの参考にしてみてください。

またトップ画面のスポットランキングは、その日のうねり方向・風・潮の条件に合わせてスコアを計算しています。「今日どのポイントに行くか」を決めるとき、スコアの高いポイントを参考にするのも良いでしょう。ただし、スコアはあくまでも参考値です。実際に海に着いたら自分の目で波を観察して最終判断をしてください。

5. 迷ったら辻堂か由比ヶ浜

初心者のうちは、辻堂か由比ヶ浜から始めることをおすすめします。

辻堂は波の質がバランス良く、鵠沼ほど混雑せず、設備も整っています。初めてのサーフィンから中級者まで、幅広い段階の人が楽しめる懐の深いポイントです。

由比ヶ浜は波が穏やかでテイクオフの練習がしやすく、鎌倉の観光地という雰囲気の中で気軽にサーフィンを楽しめます。

経験を積みながら他のポイントにも足を伸ばしていきましょう。「先週は辻堂に行ったから今日は茅ヶ崎を試してみよう」という具合に、少しずつポイントを広げていくのが、湘南サーフィンを深く楽しむコツです。

まとめ

初心者のうちは由比ヶ浜・水族館前・辻堂から始める。波が穏やかで練習しやすく、混雑も比較的少ない。

茅ヶ崎・七里ヶ浜・大磯は中上級者向き。パワーのある波は楽しいが、初心者には難しい状況になりやすい。

コンディションに合わせてポイントを変える。波が小さい日は鵠沼・由比ヶ浜、波が大きい日は由比ヶ浜・水族館前が初心者向き。

混雑は早朝に行くことで避けられる。週末でも朝イチは空いていることが多い。

ポイントの特性を理解することで、サーフィンの楽しさは格段に広がります。湘南の海を存分に楽しんでください。