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サーフィンに必要な道具

何を揃えればいいか、全部まとめました

2026/03/26

サーフィンに必要な道具

〜何を揃えればいいか、全部まとめました〜

はじめに

サーフィンを始めようと思ったとき、「何を揃えればいいんだろう」と迷う人はとても多いです。サーフィンは道具が多く、しかもそれぞれに選び方のポイントがあります。間違えた道具を選ぶと上達が遅れたり、最悪の場合は危険なこともあります。

ここではあえてシンプルに、初心者が最初に知っておくべき道具の知識をまとめました。上級者になるとフィンのセッティングやボードの形状の細かい違いまでこだわるようになりますが、まずは基本を押さえましょう。

道具を揃える前に、まずはスクールのレンタルで数回サーフィンを体験することをおすすめします。「続けることが決まってから揃える」が道具選びの鉄則です。

1. サーフボード——最も大切な道具

初心者はとにかく大きく浮力のあるボードから

サーフボード選びで最も大切なことをひと言で言えば、「初心者は大きいボードを選ぶ」です。

浮力が大きいほどパドリングが楽になり、テイクオフの成功率が上がります。最初からショートボードで始めると、波に乗れる本数が極端に少なくなり、上達のチャンスを大きく逃してしまいます。「格好より上達」を優先してください。上級者が格好いいのは、長い時間をかけて正しい道具で練習を積んできたからです。

ボードの種類と特徴

ロングボード(9フィート以上)は全長270cm以上の大きなボードです。浮力が最も大きく、小さな波でも安定してテイクオフができます。湘南のトロめな波との相性は抜群です。立ってからの安定感があり、波に長く乗れます。初心者はもちろん、上級者でも湘南の小波の日には好んで乗るサーファーが多いです。デメリットとして、大きくて重いため持ち運びが大変です。

ミッドレングス(7〜8フィート台)はロングとショートの中間サイズです。湘南のトロい波に最も合いやすいと言われるサイズ帯で、初〜中級者に特に人気があります。浮力がありながらもロングほど大きくないため、扱いやすさと性能のバランスが取れています。S/Wの設定でも「ミッド(ミッドレングス)」として登録できます。湘南で一番無難な選択肢がこのサイズです。

ショートボード(6フィート台以下)は機動性が高く、パフォーマンスサーフィンに向いたボードです。ただし浮力が少なく、テイクオフにはある程度の波のパワーと技術が必要です。湘南の波はショートボードには少しパワーが足りないことも多く、中上級者でも苦労する場面があります。初心者にはおすすめしません。

中古ボードもあり

最初の一本は中古ボードでも十分です。スクールのインストラクターやショップスタッフに相談しながら選べば、状態の良い中古ボードをリーズナブルな価格で手に入れることができます。初心者のうちはどうしてもボードをぶつけたり傷つけたりすることがあるため、最初から高価な新品を買うよりも、中古で始めて感覚をつかんでから買い替えるのも賢い選択です。

2. フィン——ボードの操作性を決める

フィンとは、ボードの底面に取り付ける小さなヒレ状のパーツです。方向安定性とコントロール性に影響します。

あえてシンプルに言えば、「フィンはボードについているものをそのまま使えばいい」のが初心者のうちです。フィンの細かいセッティングは上級者が波質やサーフスタイルに合わせて調整するものです。

フィンの基本的な種類として、シングルフィンはロングボードに多く安定性が高い。スラスター(3フィン)はショートボードに最も多い構成でバランスとコントロール性のバランスが良い。ツイン(2フィン)は軽快な動きが特徴でスピードが出やすい。

フィンは定期的に取り外して、砂や汚れを取り除きましょう。フィンに大きな傷や欠けがある場合は交換を検討してください。

3. ウェットスーツ——快適さと安全を守る

ウェットスーツは単に寒さをしのぐためだけでなく、日焼けや擦り傷からも体を守る重要な道具です。湘南では1年を通じてウェットスーツが必要になります。

季節別のウェットスーツの目安として、夏(7〜9月)の水温25〜28℃にはタッパー・スプリング、春・秋(4〜6月、10〜11月)の18〜24℃にはシーガル・フルスーツ(薄め)、冬(12〜3月)の14〜18℃にはセミドライ・ドライスーツが適しています。

ウェットスーツはジャストサイズが基本です。大きすぎると水が入り込んで保温効果が下がります。必ず試着して選びましょう。インターネットで安く買えるものもありますが、最初は必ずショップで試着して購入することをおすすめします。

使用後は必ず真水で洗い流してください。海水の塩分がウェットスーツの素材を劣化させます。直射日光を避けて陰干しにし、保管するときは折り目をつけないようにハンガーにかけて保管しましょう。

4. ワックス——滑り止めの基本

ワックスとは、ボードの上面に塗る滑り止めのことです。これがないと立ったときに足が滑ってしまいます。

ワックスには水温に合わせた硬さがあります。夏(7〜9月)の25℃以上にはWARM〜TROPICAL、春・秋の18〜24℃にはCOOL、冬(12〜3月)の14〜18℃にはCOLDを使いましょう。

ワックスの塗り方として、最初にベースコートを全体に円を描くように塗り込みます。次に水温に合ったトップコートを縦・横・斜めとランダムにこすりつけて、細かい凸凹(バンプ)を作るイメージで塗りましょう。この凸凹が足のグリップ力を生み出します。

ワックスは使い続けると汚れや砂が混じって滑りやすくなります。1〜2ヶ月に1回程度、ワックスリムーバーで古いワックスを完全に落として塗り直すことをおすすめします。夏はワックスが溶けやすいため、車の中にボードを放置しないよう注意してください。

5. リーシュコード——命綱だと思って選ぶ

リーシュコードとは、ボードと足首をつなぐコードです。波に飲まれたときにボードが流れるのを防ぎ、自分の安全を守るとともに、他のサーファーへの危険も防ぎます。

リーシュの長さはボードの長さに合わせて選びます。ロングボード(9フィート以上)には9〜10フィート、ミッドレングス(7〜8フィート)には7〜8フィート、ショートボード(6フィート以下)には6〜7フィートが目安です。

リーシュは1年に1回交換する

これは多くの初心者が見落としがちな重要なポイントです。リーシュコードはポリウレタン製で、使用と経年により少しずつ劣化していきます。見た目には問題なさそうでも、内部のコードが劣化していることがあります。

リーシュが波の中で切れると、ボードが流れて他のサーファーに当たる危険があります。また自分自身も浮き輪を失った状態になります。安価な消耗品ですので、年に1回は必ず新しいものに交換する習慣をつけましょう。

特に以下の場合は早めの交換を検討してください。使用開始から1年以上経過している、コードにひび割れや変色がある、接続部分のベルクロ(マジックテープ)が弱くなっている、大きな波に何度も飲まれた後。

6. その他の必須アイテム

デッキパッドはボードのテール(後ろ)部分に貼る滑り止めパッドです。後ろ足のグリップを高め、ターンをしやすくします。ショートボードやミッドレングスのサーファーが多く使います。

サーフキャリア・ボードバッグについて、車でボードを運ぶ場合はサーフキャリアが便利です。電車やバスを使う場合はボードバッグが必須です。

日焼け止めはウォータープルーフタイプを使いましょう。ウェットスーツから出ている顔・首・手の甲などに塗ることを忘れずに。

7. 道具のメンテナンスまとめ

ボードは毎回使用後に真水で洗い流し、傷はリペアする。ウェットスーツは毎回使用後に真水で洗い陰干しする。ワックスは1〜2ヶ月に1回塗り直す。リーシュコードは毎回確認して年1回交換する。フィンは月1回程度取り外して砂汚れを除去する。

まとめ

ボードは大きく浮力のあるものから始める。ロングかミッドレングスが湘南の波に合っている。格好より上達を優先しよう。

ウェットスーツは必ず試着して選ぶ。季節に合った種類を選び、使用後は真水で洗う。

ワックスは水温に合ったものを選ぶ。定期的に塗り直すことでグリップ力を保てる。

リーシュコードは年に1回交換する。見た目に問題なくても内部が劣化している。命綱なので妥協しない。

最初の道具はスクールで相談して選ぶ。インストラクターやショップスタッフのアドバイスが一番確実。

道具を正しく選んで正しくメンテナンスすることが、長く安全にサーフィンを楽しむ基本です。湘南の海を存分に楽しんでください。